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夏は登山 冬はテレマークスキー。 歳なので、身体が、そろそろ言う事を聞いてくれなくなりつつ有ります。 でも何とかだましだましやって行こうと思ってます。

2017年4月5日水曜日

巻機山スキー縦断 清水IN野中OUT

あちこちで念願の巻機山スキー縦断は長年の懸案の様な事を言っていたが、これも本当の事を言えば単なる思い付きでしかない。昔パーマークで立ち読みしたスキーアルピニズ研究会の会報にこのルートは確か乗っていたし、大兜山から見ると良さそうなコースだし、さして難しくも無い様に思えたので、実行したまでの事。
まあ大兜山には下見に行ったし。登り返しのルートの雪の付き方次第で、体力的にはそれ程きつくなさそう。巻機山の山頂までがアプローチと思える体力さえあれば、技術的には何の問題は無い。問題と言えば、車の回収なのだ。
清水行きのバスは日に3本しかないので、沢口行きのバスに乗るしかない訳で、清水に向かう前に沢口のバス停にチャリデポして、チャリで車の回収に向かうと言う面倒な作業が本日の核心部。

何が起こるか分からないので、早く出るに越した事は無い。念の為に普段提出しない登山届を書いて出す。
ヘッドランプ装着で3時に出発。
ライトの限られた視界で、若干ロストコースしてしまったが、何とかコースに乗り、徐々に明け行く空の下黙々と登って行く。



若干硬めの雪質で、物見平上からニセ巻までは苦労したが、登る朝日に励まされ3時間20分かけてニセ巻到着。


見慣れた峰々が次々と朝日を受けて輝きだす。なかなかこんな早くには山の上に居る事は無いので感激して見惚れてしまう。


山頂稜線はやはり冷えて硬く、小さいながらもシュカブラが有る。


ニセ巻から牛ヶ岳まで約1時間。ここでようやく補給を入れる。当初の計画よりはだいぶ早く、貯金を作れた。


硬くざらついた斜面を慎重に滑り下りて、大斜面に出る。大兜山の登り返す予定の沢にはデブリが出ているが、右側の尾根を登れそうなので取りあえずそこを目指して滑り下りる。
滑り易そうな斜面や雪質を選んで滑っていたら、予定のラインよりはずれてしまったが、下る度に滑り易く成る雪質におもっきりのパフォーマンスをしてみる。


見返すシュプールにご満悦。なんだか勿体ない位のロケーション。何度も登り返して遊びたくなるが、先の事を考えるとそうもしていられないので、ワンターンを大切に味わいながら滑る。


まじで最高な斜面。サイコーだぜ!。地形は複雑だが良さそうなラインを選びながら滑る。


オープンバーンより樹林帯に入る。この辺から雪が軟らかく成り過ぎて若干滑り辛くなる。
木々の間隔は広いので、ターン自体は問題ないが、地形上どのラインが正解か分からないので、探りながら。


結果的に最良な場所に出れた。もっと上流側だったら沢が口を開いている部分が有ったし、下流すぎると沢底に下りるのに苦労させられそう。

永松沢に降りて、ここで大休止。
目的の沢を見上げて作戦を立てる。デブリが酷いのでここは登るのには苦労しそうだし、まだ落ちそうな雪の塊も有るので、左岸の尾根を登るしかなさそう。
シールは使えそうに無いので、板を担いで登って行く。


貯金も有る事だしガンガン登る必要は無い。確実に高度を上げて行く。


斜度が緩んで来たらシール登高に切り替えて。
モクモクと登って行くと樹林帯が。あそこまで行けたらもう着いたも同然。先日の偵察で確認済み。


大兜山到着!。真っ白な斜面。あそこを滑って来たのだと思うと感慨ひとしお。

すっかりベチャ雪(かなりのストップ雪)に成って仕舞った斜面を滑り降り。平原を横切り細尾根と緩んだ雪に手を焼きながら、タキ沢へ降り立つ。


堰堤の所から林道をダラダラと進む。振り返ると大兜山の雄姿。
野中のバス停に12時50分に到着。桑原建設の作業場に有る自販機でコーラを飲みながら13時30分のバスを待つ。
まだこれから一仕事残っているのだな~と思いながら六日町駅へ向かう。
沢口行きバスはまだ1時間も来ない。
すると見覚えのある車が停まる。なんと柄沢山に行っていたtakeさんがオイラのツイートを見てわざわざ清水まで逆戻りして送ってくれると言う。何んとも有りがたい申し出。有り難く送って貰う事にして、あっけ無く最大の核心部は解決して、今回の計画は無事終了。最後はインチキした様な、やり残した様な罪悪感は残ったが、まあ良いか。友の差し伸べた手を握る事もそれはそれで大切な事。
あ~楽しかったな。これで巻機周辺のバリエーションルート開拓はほぼ終了かな?。

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